3-1 地域精神医療とは何ですか?

「地域精神医療」とは、地域で暮らす人の心の病を、病院・診療所などの医療機関だけでなく、地域の保健所、福祉事務所、福祉施設、介護事業所、作業所・グループホームなどの自立支援事業、訪問看護ステーションなどと協力連携して、地域の中で治療し支えていくことです。

患者を地域生活から引き離し閉鎖的な病院の中に収容していた旧来の精神医療を批判する運動が1960年代から起こり、精神科病院の開放化、地域精神医療の実践が進みました。

気軽に受診できる地域の精神科クリニックの増加はこの精神医療改革の流れに大きな役割を果たしています。

 

2020年06月01日